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平成15年第34回定例会(第3号 6月27日)
平成15年第34回定例会(第3号 6月27日)

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  1. 篠山市議会 2003-06-27
    平成15年第34回定例会(第3号 6月27日)


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    平成15年第34回定例会(第3号 6月27日)            第34回篠山市議会定例会会議録(3)              平成15年6月27日(金曜日)               午前 9時30分 開会   〇出席議員(26名)      1番  松 本   孜         2番  植 野 良 治      3番  山 本 博 一         4番  小 林 正 典      5番  澤   光 吉         6番  藤 本 忠 男      7番  田 中 孝 治         8番  酒 井 朝 洋      9番  市 野 忠 志        10番  田 中 悦 造     11番  清 水   哲        12番  上 月 格 男     13番  谷   貴美子        14番  岡 前 昌 喜     15番  森 口 昌 英        16番  畑   俊 三     17番  森 本 長 寿        18番  河 南 克 典     19番  西 田 直 勝        20番  波多野 元 治     21番  加久田   保        22番  九 鬼 正 和     23番  足 立 義 則        24番  畑   雄 司     25番  赤 松 賢 宥        26番  降 矢 太刀雄
    〇欠席議員(0名)     なし 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        瀬 戸 亀 男    助役        稲 川 敏 之  収入役       中 西   肇    教育委員長     大 前   衛  教育長       畑 中 陽 次    代表監査委員    佐 圓   隆  総務部長      飯 田 冨美夫    政策部長      大 対 信 文  行政監理部長    上 田 多紀夫    生活部長      西 村   尚  人権推進部長    上 本   護    保健福祉部長    平 野 芳 行  産業経済部長    畑 中 源 文    建設部長      大 西 正 之  企業部長      田 中 保 昭    消防長       古 谷   肇  教育部長      粟 野 章 治    監査事務局長    川 原 勝 秋  城東支所長     谷 郷   繁    多紀支所長     中 野 正 治  西紀支所長     谷 掛   桂    丹南支所長     酒 井 裕 廸  今田支所長     大 内 嘉 治 〇議会事務局職員出席者  局長        穴 瀬 雅 彰    課長        池 野   徹  課長補佐兼議事係長 酒 井 英 光 〇議事日程 第3号 平成15年6月27日(金曜日)午前9時30分開議   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  諸般の報告   第 3  議案第82号 篠山市伝統的建造物群保存地区保存条例制定について               (文教厚生常任委員長報告)   第 4  議案第84号 篠山市営住宅の設置及び管理に関する条例及び篠山市特定               公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正す               る条例制定について               (産業建設常任委員長報告)   第 5  議案第85号 篠山市ガス供給条例の一部を改正する条例制定について               (産業建設常任委員長報告)   第 6  議案第94号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定につ               いて   第 7  議案第97号 平成15年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1               号)   第 8  議案第95号 西紀運動公園(仮称)建設工事請負変更契約について   第 9  議案第96号 災害対応特殊消防ポンプ自動車購入契約について   第10  発議第 3号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書について   第11  発議第 4号 教育予算の充実を求める意見書について   第12  常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件               午前 9時30分  開会 ○議長(降矢太刀雄君)  おはようございます。  これから、本日の会議を開きます。  本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(降矢太刀雄君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、1番、松本 孜君、2番、植野良治君、3番、山本博一君を指名します。 ◎日程第2  諸般の報告 ○議長(降矢太刀雄君)  日程第2.諸般の報告を行います。  まず、本日市長から条例改正1件、補正予算1件及び契約案件2件が、また議員発議として意見書2件、各常任委員長及び議会運営委員長から閉会中の調査事件申出書の一覧表が提出されております。お手元に配付いたしておきましたから、ご了承願います。  次に、関係議長会の報告を行います。  6月19日、東京日比谷公会堂において開催された、第79回全国市議会議長会定期総会に副議長とともに出席いたしました。会務報告及び会計報告並びに活動報告を承認しました。さらに、「税源移譲を基本とする三位一体改革の早期実現に関する決議」ほか22案件を採択し、政府に要望しました。  また、役員改選により、北九州市市議会議長が会長に就任されました。なお、篠山市は評議員に就任しました。  これら会議の資料は、議会事務局に備えておりますので、ご覧いただきたいと存じます。  これで諸般の報告を終わります。 ◎日程第3  議案第82号 篠山市伝統的建造物群保存地区保存条例制定について ○議長(降矢太刀雄君)  日程3.議案第82号、篠山市伝統的建造物群保存地区保存条例制定についてを議題といたします。  本案につきましては、文教厚生常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  松本文教厚生常任委員長。 ○文教厚生常任委員長(松本 孜君)(登壇)  1番、松本です。  ただいま提案されました議案第82号、篠山市伝統的建造物群保存地区保存条例制定について、提案理由の説明を行います。  本件は第34回定例会の初日に当文教厚生常任委員会に調査するよう付託されたものであります。そこで、当委員会としては、6月16日全員出席の上、畑中教育長、粟野部長、ほか長尾次長、西垣次長、梶谷次長、若狭参事、宮田課長、西田課長補佐出席を求め慎重に審査をいたしました。  それでは、審査の概要を報告いたします。  本件については、先日の全員協議会において、その概要は説明されたところでございますが、さらに細部についての調査を行いました。本件の主旨は文化財保護法第83条の3第1項の規定に基づきまして、都市計画との整合性を図りながら、文化的価値の高い伝統的建造物群を指定し保存しようとするものであります。  参考までに、文化財保護法第83条の3第1項というのは、市町村は都市計画法第5条または第5条2の規定により指定された都市計画区域、または準都市計画区域においては、都市計画伝統的建造物群保存地区を定めることができる、この場合においては、市町村は条例で当該地区保存のため、政令の定める基準にしたがい、必要な現状変更の規則について定めるほか、保存のために必要な措置を定めるものとする。これに基づいて、今回、条例制定を行おうとするものであります。したがって、この保存地区に認定されることにより、建物の変更は制約されるわけですが、そのことによって、生活に支障をきたすと、そういうことはございません。保存地区における建造物群には、改修あるいは修形の場合、60%から80%の補助が受けられるだけでなく、免税措置も考慮されます。対象地区は西新町、東新町、南新町、小川町、下河原町、上河原町の6地区であります。  質疑の主なものを申し上げます。  隣接する周辺地域は対象外でよいのか。これに対して、住民が生活し、保存管理してもらう必要があります。住民の同意がなければできない事業であります。  次に、審議会のメンバーはどうか。これに対しては、審議会は15名以内とし、対象6地区の代表及び都市計画の専門家と行政職員で構成する予定である。  次に、住民の同意はわかるが、永遠に改修、あるいは開発ということはできないのか。こういった意見に対して、住民の同意は最も大事なものであります。文化財を保存することで、さらに価値が高まり、永続的な取り組みによって、良好な環境による地域の活性化に結びつくものと思っている。審査の概要はざっとこういったものでございます。  本案につきましては、当委員会としては、全員賛成にて原案どおり承認することに決しました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。  以上をもって審査の報告とし、提案理由の説明といたします。 ○議長(降矢太刀雄君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  10番、田中悦造君。 ○10番(田中悦造君)  10番、田中です。  委員長にお伺いしたいと思うんですが、この保存条例のずっと条文を見ますとですね、第3条でいわゆる保存地区の指定というか、保存地区を定めることは、いわゆる教育委員会がやると、ただし、その第4条で、いろんな新築とか、増築、改築いろんなこういう具体的なこの行為についての許可は、市長及び教育委員会の許可を受けなければならないと、こういう形で、ここで市長部局が絡んでくることになってくるんですが、実際この条例の運用についてですね、市長部局はどういうふうな関わりを持つのかということがもうひとつわかりにくいと思うんですが、そのあたりの委員会の審査あったら聞かせていただきたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  松本委員長。 ○文教厚生常任委員長(松本 孜君)  そのことに対する審査と言いますか、意見はなかったんですが、この条例に対する主体的な取り組みの責任者は教育委員会ということで進められております。そういう中で、いわゆる都市計画に絡むというか、いわゆるその地域の大きな移転とか、大きな変更が出てくる場合には、やはり市長の了解も求めなければならない、そういうふうに理解をしておるところであります。 ○議長(降矢太刀雄君)  10番、田中悦造君。 ○10番(田中悦造君)  10番、田中です。  文化財の保護だけでしたら、教育委員会の所管事項やと思うんですが、あえてここでこの第4条で許可について市長がやらないかん、教育委員会とあわせというところに僕は、この条例の大変な意味があるというふうに理解するわけですが、そのあたりの審査はなかったですか。 ○議長(降矢太刀雄君)  松本委員長。 ○文教厚生常任委員長(松本 孜君)  その辺の審査はございませんでした。しかし、大変重要な部分だと思っております。その辺は、今後精査をしていきたい、こういうふうに思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかに質疑はございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。  議長と言う声がかかりましたので、これから討論を行います。
     まず、原案に反対の発言を許します。  次に、原案に賛成の発言を許します。  14番、岡前昌喜君。 ○14番(岡前昌喜君)  14番、岡前です。  議案第82号、篠山市伝統的建造物群保存地区保存条例制定に対し、先ほど委員長からも積極的な条例制定推進の立場からの全員一致の賛成であったことが報告されました。私はこの検討委員会、この条例制定にあたるまで、関係住民として地域の人と一緒に検討してきた関係で、賛成の立場から討論をさせていただきます。  兵庫県下2番目に広い面積を持つ篠山市にとって、全市的視野に立ってのまちづくり計画と、その発展が図らねばならないことは申すまでもありません。あわせて、地域ごとの特徴を生かしながら、中でも本市の全国的視野に立っても誇れる特徴を生かす篠山らしいまちづくりも強く期待されているところと思います。それは、市街地の歴史的街並み保存であり、また、丹波立杭焼伝統的産業であり、さらには農業における特産物の生産ではないでしょうか。本議案の歴史的な街並み保存については、平成12年7月より教育委員会の援助のもとに、関係町内会代表等により検討委員会が設置され検討が始まりました。妻入り商家群や、茅葺きの武家住宅や、長屋門など、歴史的な景観を持つ街並みも、老朽化や空き家も増え、しかも大型スーパー全国チェーン店が商店街を包囲して、商店街の活力も大きく低下する中で、先日も発言出されていました中心市街地の高齢化率は30%を超すようになり、後継者や若い人たちが少なくなってきています。このような現状をしっかり踏まえ、城下町篠山の歴史的な街並みを守り、再生を図りながら、現在のまちづくりをしていこうとする住民の皆さんの気合も大きく広がってきています。過日の関係町内会長等の要望書にも記されていますが、市当局においても、平成13年3月に篠山市中心市街地活性化基本計画を策定し、その中で国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を目指す計画が策定されました。保存問題検討委員会での3年に及ぶ検討や、先進地視察関係町内会から住民の多くの方が参加して実施され、住民説明会も各町内会ごとに2回ないし3回行われました。その中で、当初一部にあった不安もほとんど解消され、住民自らの努力でこの歴史的な街並みを守りながら、整備を進めていく方向へ変わってこられた現状況になってきています。しかし、高齢化が進み、若い人が少なくなっているだけに、今後いろいろな困難な問題、空き家が増えるなど、さらには売却はされないなども予想されます。家屋を修復することは、大きな事業であり、かつ財政的にも少なからず負担が必要となってきます。また、20年あるいは30年という長期にわたる取り組みによらねばできないことではないかと思います。幸い、国の選定を受けるならば、大きな財政的支援を受けることができます。しかし、法や条例に基づき、市財政の支援も少なからず必要とされてきます。これらは本条例制定後、条例に基づく審議会を設置、そこで方向が打ち出されることになっています。  また、各地の例では、改修、修形事業を行う業者もできれば市内の業者の皆さんに研究、研修もしていただいて、共存共栄の立場で行われている地域もあります。これらも大事な方向であると考えるところであります。関係町内会の皆さんが、積極的に今後の歴史的街並みを保存、整備していこうとする決意を理解していただき、篠山らしい、篠山の歴史的な街並み整備まちづくりの発展のために、本条例の果たす役割は観光面からも合わせて大きなものであることは明らかであります。この意義をご理解願い、文教厚生常任委員会条例制定を可とする決定に賛同する一人として、各議員の皆さんのご同意とご協力をお願いして、討論を終わります。 ○議長(降矢太刀雄君)  次に、原案に反対の発言を許します。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  次に、原案に賛成の発言を許します。  10番、田中悦造君。 ○10番(田中悦造君)  10番、田中悦造です。  議案第82号に対しての賛成討論を行いたいと思います。  先ほど、岡前議員から賛成討論があったわけですが、少し角度を変えて、この条例についての持つ意義、並びにこれをもっと篠山市全域にですね、発展的にさせていくべきではないかという立場から賛成討論を行いたいと、このように思います。  私は過半の代表質問において、篠山市のいわゆるこれからのまちづくりの方向性ということについて、市長に質問をいたしました。そのいろいろと申し上げたわけですが、その主な主旨は、いわゆる篠山市の先人たちが守ってきたいわゆる伝統文化、それから、かけがえのない緑を主とした街並みというか、景観をこれから維持発展させていかなければならないという考え方に基づく質問であったというふうに自分自身では確信を持っております。  その質問の中でも、この保存地区条例のことについて少し取り上げたわけですが、問題は、私先ほどの質疑でも申し上げましたように、第4条で、市長がこのいわゆる新築、改築、いろんな具体的な行為についての許可を教育委員会だけではなしに、市長が出さなければならないというところに私はこの条例の大変な大きな意義があるんではないかと、このように考えております。過半の全員協議会で、私が当局に質問した中で、このような伝統的建造物群というのは全国各地にいろいろあるんではないかという中で、確かにあると、しかしなかなかこの保存地区条例を制定するのに、住民の同意がとれへんのですということを当局から確認をいたしました。先ほど岡前議員が地元の代表もかねて、地域の取り組みをいろいろと申し上げられたわけですが、大変なご苦労があったというふうに私は理解をしております。そういう意味では、本来はこれ権利的な関係から言うと、私有財産をある意味では制限するわけですから、なかなかこういうものについては、今の時代の風潮としては同意が取れるということは非常に難しいという現状の中で、今回はこの取り組みがなされて、これが成案として条例が出てきた。私はですね、こういう流れを、これからのこの保存地区だけではなしに、市内全域にですね、やはり篠山の伝統文化を守ろう、それから、地域の景色や篠山らしさを育てていこうというひとつの起爆剤というものにしていただきたい。これは市長当局にぜひともお願いしたということを特にここで強調したいというふうに思います。  そういう意味で、今後はですね、こういうような事例が篠山市でできるわけですから、例えばシンポジウムを開くとか、市民の保全運動、いわゆる景観やとか、篠山らしさの保全運動をこれから地域市民のいわゆる活動、動きというか、市民自らが動いていくというような流れに一層強めていかなければならないという意味も込めてですね、この条例制定というのは、篠山市にとって画期的なものであるという考え方に基づいて賛成をいたしたいと思いますので、よろしくご賛同をいただきたいと、このように思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかに討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  これで討論を終わります。  これから、議案第82号、篠山市伝統的建造物群保存地区保存条例制定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。                  (賛成者起立) ○議長(降矢太刀雄君)  起立全員であります。  したがって、議案第82号、篠山市伝統的建造物群保存地区保存条例制定については、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第4  議案第84号 篠山市市営住宅の設置及び管理に関する条例及び篠山市特定公共賃貸               住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について ○議長(降矢太刀雄君)  日程第4.議案第84号、篠山市市営住宅の設置及び管理に関する条例及び篠山市特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  本案につきましては、産業建設常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  植野産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(植野良治君)(登壇)  2番、植野でございます。  産業建設常任委員会の報告をいたします。  6月13日の本会議において、当委員会に付託されました議案第84号、篠山市市営住宅の設置及び管理に関する条例及び篠山市特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定については、6月17日に委員会を開いて審査を行いました。  その結果と経過について報告いたします。  まず、審査の結果ですが、全員出席のもと、全員の賛成で原案のとおり可決いたしました。  続いて、審査の経過とその概要を報告いたします。  今回の条例改正は、提案説明にもありましたとおり、退去手続きの迅速化、家賃の滞納の防止等、適正な管理を図るための一つの方法として、従来の請書を入居者が遵守しなければならない具体的な内容を盛り込んだ、賃貸借契約書に変更しようとするもので、連帯保証人も1名から2名に増やし、連帯債務の強化を図ろうとするものであります。  委員会の審査は、この賃貸借契約書を中心にした議論になったところです。主な質疑と意見を申し上げますと、まず質問ですが、既に入居されている入居者全員に、新しい様式により契約書を取り交わそうとされているのか。答弁、新たな入居申込者と滞納者を中心に考えておる。 次の質問、賃貸借契約書の第8条、いわゆる住宅の明渡し等の条項でございます。5項に動物を飼育したときとあるが、元の条例では、明文化されていないのに、契約書に入れることは可能か法的に問題はないか。答弁、管理人への説明会の席でも、動物の飼育の問題が大きく取り上げられ、市として強い姿勢で取り組むこととなった。チラシを各戸に配布し、市が巡回して確認するという方法をとることとしている。  質問、契約書は通常期限を明記している。この賃貸借契約書には期限が明記されていないが、なぜか。答弁、旧の請書でも期限の明示がなく、同じ考え方である。  以上のようなものが主な質疑の内容であります。  篠山市営住宅賃貸借契約書の条項、内容については、再検討されるよう、また家賃滞納の解消と、適正な管理をより一層努力されるよう申し上げ、審査を終わっております。議員の皆様には、当委員会の決定どおり、賛同いただきますようお願い申し上げまして、産業建設常任委員会の報告といたします。 ○議長(降矢太刀雄君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから、委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  質疑なしと認めます。  これから、討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  討論なしと認めます。  ただいまより、議案第84号、篠山市市営住宅の設置及び管理に関する条例及び篠山市特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  (賛成者起立) ○議長(降矢太刀雄君)  起立全員であります。  したがって、議案第84号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第5  議案第85号 篠山市ガス供給条例の一部を改正する条例制定について ○議長(降矢太刀雄君)  日程第5.議案第85号、篠山市ガス供給条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  本案につきましても、産業建設常任委員会に委託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  植野産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(植野良治君)(登壇)  2番、植野でございます。  産業建設常任委員会の報告をいたします。  6月13日の本会議において、当委員会に付託されました議案第85号、篠山市ガス供給条例の一部を改正する条例制定については、6月17日に委員会を開催して、審査を行いました。 その結果と経過について報告いたします。  まず、審査の結果ですが、全員出席のもと、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  続いて、審査の経過の概要を報告いたします。  篠山市営ガス事業の天然ガス導入については、平成7年に篠山町天然ガス導入検討委員会、また平成9年篠山町ガス事業経営審査会で町営ガス事業の今後のあり方の中においても、早期に天然ガス導入を図るべきであるとの答申を得てきたところです。それに伴い、平成13年4月から5月にかけ、天然ガスの転換作業を実施してきたところです。供給面では、熱量アップにより安定供給と保安の確保が図ることができました。製造面では、製造能力のアップが図られ、機器においても多種、多様のガス機具が供給され、需要家の選択範囲が広がっています。経営面においては、転換費用3億7,000万円と、製造設備建設費用6億3,000万円は、数年間にかけ償却するため、償却期間が完了するまでの間、支出面が大きくなり、経営状況が厳しくなってきております。平成14年1月に設置されました篠山市ガス事業経営審議会においても、今後のガス事業のあり方を協議がなされ、同年8月の答申では、天然ガス転換後、適正な料金については、健全経営を確保するため、需要家負担の原則からも、料金を見直すことが望ましいとの判断から、早急に検討するよう答申がされているところであります。今回、熱量変更に応じた費用を早急に回収し、経営の安定化を図るため、約16%の値上げの料金改定を実施しようとするものは、条例改正の主なものです。  質疑のありました主なものを報告いたしたいと思います。  質問、5月9日の需要家説明会の出席者が非常に少なかった。18名であったようでございます。と聞いているが、今後は説明会はしないのか。答弁、本議会終了後8月1日の施行までの間に再度説明会を開催して、理解を求め周知徹底を図っていきたい。  質問、繰延償還までの間、値上げをするのか、償還後の料金はどうなるのか。答弁、会計上は5年間で償還をする、5年後に再度原価計算を行って見直すこととなるので、その時点のことについては、今では予想できない。5年償還で計算すると、約37%程度の値上げとなるので、料金算定上は、15年で計算をし、値上げ巾をできるだけ少なくする方向で今回の改定を考えたものである。  質問、平成11年7月の基地建設前の地元説明会で、料金は値上げをしないと言ってきたが、住民を裏切ることにならないか。答弁、平成11年7月にサテライト基地の近隣集落説明会を行い、将来ガス料金の値上げはないかとの質問があり、即はないが将来的にはあり得ると回答してきている。福知山市でも、平成10年度に熱量変更を行い、12年度までは国も値上げはだめと言ってきたが、13年度には国の政策転換があり、その方針が変更され、指導により値上げされてきた。本市では平成13年4月から事業にかかってきた、国の政策転換により指導が変わってきたので、ご理解をいただきたい。  質問、市ガス料金とプロパンガス料金との標準家庭での料金の比較はどうなるか。答弁、単純比較ではあるが、標準家庭で1カ月当たり市ガス50立米使用を想定しております。改定前、8,864円、改定後1万260円であり、プロパンガスの標準家庭では24立米使用を想定して1万1,830円となる。改定後の料金で算出しても、月額1,570円市ガスの方が安い計算になります。  質問、民間移譲も具体化されつつある中、今回の料金改定を踏まえて、民営化後、少なくとも何年間は値上げをしないという条件での交渉はできないか。そのような方向で努力していきたい、相手方に理解を求めていきたい。  以上が主な質疑の内容でございます。なお、当委員会としては、次の2点の意見を付して審査を終わっております。その一つは、経営審議会の需要家を含めた開催、2回のチラシによるお知らせ等により周知を図られているが、説明会でのあまりの少人数を思うと、施行までに再度需要家への理解を求める方法を考えられたい。  二つ目、民間移譲の交渉において、当分の間、値上げのないような話し合いに努力されたい。 以上でございます。議員の皆様におかれましては、当委員会の決定どおり、ご賛同いただきますようお願い申し上げまして、産業建設常任委員会の報告とします。 ○議長(降矢太刀雄君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから、委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  19番、西田直勝君。 ○19番(西田直勝君)  西田であります。  今回の値上げに当たっては、十分審議をされ今日まで経過については理解したんですけれども、しかしやっぱり住民の感情としてですね、当然この値上げを本会議の中で決定する以前にですね、やはりもう少し継続的な話し合いをする必要があるんではないかということについて、審議がなかったのかどうか、そのことについて1点お聞きしたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  植野委員長。 ○産業建設常任委員長(植野良治君)  西田議員の質問にお答えしたいと思います。  先ほどもご報告申し上げましたとおり、いわゆる説明会の開催、チラシの配布、あるいは審議会での需要家のメンバーを加えた6回にわたる開催、これらで十分であると認識には委員会の委員さん方だれも立っておられない中、申し上げましたとおり、より周知徹底を図っていただきたいという意見を付したところでございまして、そのような議論を委員会の中ではたくさんあったところでございます。ご報告申し上げましたような内容で、当局に意見をあえて付した報告にさせていただいたところでございます。ご理解いただきたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  21番、加久田保君。 ○21番(加久田 保君)  21番、加久田でございます。  今回のこのガス料金の値上げは、先ほども委員長報告がありましたように、天然ガス導入に伴う投資経費の償還等に要する経費が莫大なものになるということで値上げになるわけでございますが、こういった公共料金を値上げする場合には、まず、今現在の経営の中で、管理的な経常的な経費をどれだけ節減していったか、その上で需要家に料金改定をお願いするというようなことで筋ではないかというように思うんですが、経費を節減したからといって、その経費で償還に充てるとしても、全額返せるわけではないわけですけども、例え幾らかでもですね、合理化をして、この値上げを抑制すると言いますか、そういう方法でなければならないというふうに思うんですが、そういった面での理事者側からの報告があったのかどうか。また、そういったことの協議がなされたのかどうか、いわゆる経常的な経費の節減をどれだけ行ったかというふうなことについて、報告があったかどうかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  植野委員長。 ○産業建設常任委員長(植野良治君)  加久田議員のご質問にお答えしたいと思います。  おっしゃるとおり、委員会の議論の中では、経営が苦しなったから需要家に負担をかけていくという単純な形で具合悪いと、しかもご報告申し上げましたとおり、サテライト基地建設時の説明会では、いわゆる値上げはやらないとこういうようなことも説明された経過があったようでございます。それらのところが議論の中心になってきたわけでございますが、ご承知のとおり大きな数字の経費をかけておるので、民間移譲も想定する中で、審議会の答申を受けて、現在、当局としてはこの事業を進んでおる、そうすると、民間に移った段階で、料金とか、そういう面については、一切当局として、いわゆる行政としては、タッチできないような状況もあると。この際、ある意味においては、民間へ有利な移譲も含め、あるいは移譲後急激な料金アップもできないというような形の中での最小限度のアップというような当局の説明も受け、委員もそこらについてはかなり議論をしてきたところでございます。そういう議論を踏まえて、2番目の意見をひとつ何とか付した報告でいきたいというようなことでご報告申し上げたところでございまして、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかに質疑はございませんか。  14番、岡前昌喜君。 ○14番(岡前昌喜君)  14番、岡前です。  今日、条例改正、値上げを決定してから住民にさらに説明会といっても、これではちょっと住民の皆さんもね、十分合意しにくい、あるいはもうあきらめざるを得ないということね、いっそう参加者が少なくなるんじゃないかというようなことを思うんですね。そのあたりの矛盾について何かなかったのかという問題と。  このようなガスなどの値上げ、水道も一緒ですけども、公聴会など一般的にはされることが多いと思うんですけど、この件では何もなかったのかどうかお尋ねしたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  植野委員長。
    産業建設常任委員長(植野良治君)  岡前議員の質問にお答えしたいと思います。  既に全員協議会で資料配付がなされ、ご承知おきのとおりやないかと思うんですが、まず公聴会の件ですが、全員協議会で説明がありましたとおり、5月16日近畿経済産業局主催の公聴会が実施されてきておるところでございます。ただ、前半の議決してからの説明会ではという問題でございますが、提案されましてから、委員会開催あるいは本日までの日程の中で、窮屈な日程でございます。委員会としても、議決までに説明会をやれというても日程的に無理な面がございまして、やむを得ずより周知徹底を図るため、これ施行が8月1日ということになっておりますんで、その間に全員協議会に配付されました資料によりますと、これもいわゆる議会承認後説明会を開催するというこういう日程も既に想定されておるところでございます。いつの全員協議会でしたか、それぞれの議員の皆さんご承知のとおり、その料金改定のスケジュールにつきましては、ご承知おき願っておるとおりでございますので、ひとつご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(降矢太刀雄君)  8番、酒井朝洋君。 ○8番(酒井朝洋君)  8番、酒井です。  1点この条例の中にうたわれております専門的な用語、いろんな単位が出ておりますが、この辺について質問があったかなかったかいうことと。  これにつきまして、私たち議員といたしましても、非常にメガジュールとか、キロパスカルとか、どんなもんだという理解が難しいと思うんですが、別紙ででもあってもいいんやないか。また、このガスを熱量交換することによってですね、カロリーアップが図られたと、このカロリーアップを図ったことによっての比較、例えば従来のプロパンでしたらこうやと、ブタンにしたことによってこうなったというような、ちょっと詳しい資料も必要やないかとこう思うんですが、値上げを説明していく中でですね、そんなことが委員会で出たかどうかいうことをお尋ねしたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  植野委員長。 ○産業建設常任委員長(植野良治君)  酒井議員の質問にお答えしたいと思います。  まず、専門的用語のあたりがより詳しく議論があったかとこういうことでございますが、報告申し上げましたとおり、一番の関心事であります値上げを中心にした審査になっております。これ冒頭にご報告申し上げたとおりでございまして、いわゆる天然ガスに切り換えたによって、具体的にどう変わったかというような部分につきましては、これも全員協議会の中で資料を配付され、若干説明がされてきて、皆さん方と同様、委員もその程度の理解の中で、この件についてはさほど議論しておりません。全協で配付されました資料の中に、若干記載されておりますとこらあたりを朗読いただいて、ご理解をいただいたらと、委員会審査の中ではあまりこの件については議論がなされてないところでございます。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかに質疑はございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  質疑はないようでありますので、これで委員長の審査報告を終わります。  これから、討論を行います。  討論はありませんか。  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対の発言を許します。  14番、岡前昌喜君。 ○14番(岡前昌喜君)  14番、岡前です。  議案第85号、篠山市ガス供給条例の一部を改正する条例制定に対し、反対討論を行います。 今回の条例改正は、天然ガスへの転換に要した多額の経費や、さらに市ガスの供用地域が全市的に見れば約20%程度の戸数での供用であることと等を考えると、複雑な問題であることは理解するものであります。しかし、今回の市ガス料金の値上げは、第1に、市発足後最近の3年間、国政との絡みもありますが、市の各公共料金の値上げが目立ってきています。その一貫の中での市ガス料金の引上げであり、しかも16%、4人家族平均で月1,396円、年間にすれば1万6,704円にもなります。生活を圧迫すると言わねばなりません。  第2に、天然ガス導入工事の説明会で、先ほど委員長からもありましたけども、値上げをしないという約束に対して、非常にわずか2年そこそこで値上げをするという状況がきているだけに、住民に対するやはり責任を果たすという立場から見るなら、賛成できない状況であると言わねばなりません。  第3に、今回の料金引上げは、住民合意も十分とは言いがたく、民営化、民間移譲との関係も推定されるところであります。現在の利用戸数を考えると、民営化はさらなる料金値上げが、迫られるのではないかと心配するものであります。民営化には、否定的見解を持っていることも申し上げ反対の討論を終わります。 ○議長(降矢太刀雄君)  次に、原案に賛成の発言を許します。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  続いて、原案に反対の発言を許します。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  続いて、原案に賛成の発言を許します。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  これで討論を終わります。  ただいまから、議案第85号、篠山市ガス供給条例の一部を改正する条例制定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  (賛成者起立) ○議長(降矢太刀雄君)  起立多数であります。  したがって、議案第85号、篠山市ガス供給条例の一部を改正する条例制定については、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第6  議案第94号 篠山市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について  日程第7  議案第97号 平成15年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) ○議長(降矢太刀雄君)  日程第6.議案第94号、篠山市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について及び日程第7.議案第97号、平成15年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を一括議題といたします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  なお、説明と質疑は一括して行いますが、討論、採決は議案ごとに行います。  平野保健福祉部長。 ○保健福祉部長(平野芳行君)(登壇)  ただいまご上程いただきました議案第94号、篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定及び議案第97号、平成15年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、一括して提案の説明を申し上げます。 まず、議案第94号、篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてでございます。今回の改正につきましては、国民健康保険法及び地方税法の改正、並びに平成14年度国民健康保険特別会計の決算及び14年度所得等の確定に伴い、所要の改正を行うとするものでございまして、去る6月18日、篠山市国民健康保険運営協議会に諮問をいたし、同日ご同意いただいたものでございます。  近年、長引く経済情勢の低迷を反映する中、社会保険離脱者及び若年層の就職難や、フリーター指向などに伴い、国保被保険者が年間平均3%前後の割合で増加を続けており、国保被保険者に占める所得を有する方が3分の1を割り込む現状下にあります。さらに、有所得者一人当たりの所得額につきましても、この厳しい社会情勢を反映してか、年々減少傾向にありまして、地方税法の改正に伴う国民健康保険税の課税上の特例措置の廃止などの影響も重なるなど、課税所得者が前年度を18%下回る状況となっているところでございます。  以上のような現状にかんがみまして、国保税の当初予算額を確保するため、所得割に不足額を求めることは、大幅に所得割率を引き上げることとなり、また、応能応益割のバランスも崩れ、基盤安定負担金の交付対象外となるなど、中間所得階層に大きな負担を求めることとなってまいります。  後ほど、事業勘定の補正予算の中で説明をさせていただきますが、14年度決算における剰余金のうち、1億297万7,000円を15年度保険税軽減のため充当をいたし、医療分一人当たり税額を昨年同様7万円に据え置きたく、所要の税率改正についてお願いするものでございます。  それでは、別紙の新旧対照表により説明をさせていただきます。  まず、1ページの第2条第3項関係でございますが、課税額を定めたもので、国民健康保険被保険者のうち、介護保険の第2号被保険者該当世帯にかかる介護納付金課税額の賦課限度額が現行の7万円では、限度額超過世帯が5%を超えていることに加え、介護納付費が要支援、要介護1をはじめとして、給付費の増加が見られることから、介護保険料の引上げが行われたところでございますが、国保におきましても、第2号該当世帯にかかる中間所得者層の負担緩和を図り、被保険者の負担の公平を図る必要性から、国民健康保険法の改正が行われ、限度額が8万円に引き上げられたものでございます。  次に、第4条でございますが、医療給付費分の試算割額について改正を行うもので、100分の22.0を100分の18.4に改めるものでございます。  第5条につきましては、医療給付費分の均等割額についてで、被保険者一人当たり額を現行の2万2,200円から2万3,040円に改めようとするものでございます。  第6条は、介護納付金課税被保険者にかかる所得割額を定めたもので、所得割率について100分の0.70を100分の0.90に改めるものでございます。  第7条は、介護納付金課税被保険者にかかる試算割額を定めるたもので、試算割率について100分の4.3を100分の4.1に改めるものでございます。  第7条の2につきましては、同じく介護納付金課税被保険者にかかる被保険者均等割額について定めたもので、現行の均等割額4,560円を6,000円に改めようとするものでございます。  第7条の3につきましては、介護納付金課税被保険者にかかる世帯別平等割額を定めたもので、2,640円を3,360円に改めるものでございます。  次の第12条でございますが、国民健康保険税の減額について定めたもので、第1項中7万円を8万円に改めることにつきましては、第2条第3項の改正により、当該減額して得た額が8万円を超える場合には8万円とする旨の改正で、国民健康保険法の改正によるものでございます。  同項第1号ア中1万5,540円を1万6,130円に改めることについては、医療給付費分均等割額の7割軽減額の改正について、同号ウ中3,200円を4,200円に改めることにつきましては、介護納付金課税非課税者に被保険者にかかる均等割額の7割軽減額の改正について定めたもので、同号エ中1,850円を2,360円に改めることにつきましては、介護納付金課税被保険者にかかる平等割額の7割軽減額の改正について定めたものでございます。  同項第2号ア中1万1,100円を1万1,520円に改めることにつきましては、医療給付費分均等割額の5割軽減額の改正につきまして、同号ウ中2,280円を3,000円に改めることにつきましては、介護納付金課税被保険者均等割額の5割軽減について。同号エ中1,320円を1,680円に改めることにつきましては、介護納付金課税被保険者にかかる平等割の5割軽減額の改正について。同項第3号ア中4,440円を4,610円に改めることにつきましては、医療給付費分均等割額の2割軽減額の改正について。同号ウ中920円を1,200円に改めることにつきましては、介護納付金課税被保険者にかかる均等割額の2割軽減について。同号エ中530円を680円に改めることにつきましては、介護納付金課税被保険者にかかる平等割の2割軽減額について、それぞれ改正をお願いしようとするものでございます。  次に、本則、附則第10項の改正につきましては、地方税法の改正に伴い、特例の対象に先物取引等にかかる雑所得が加えられたため、商品先物取引を先物取引に改正しようとするものでございます。  次に、議案の方の附則についてでございますが、第1項の施行期日は公布の日から施行することとしております。  第2項及び第3項につきましては、それぞれ適用区分について定めたものでございます。  以上、国民健康保険税条例の改正についての説明とさせていただきます。  続きまして、議案第97号、平成15年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について説明を申し上げます。  事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,500万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ38億3,792万9,000円にしようとするものでございます。従来でございますと、過年度分の国庫支出金等の確定が7月ごろになるところから、国庫支出金の精査に伴う償還金及び剰余金等の処分につきましては、9月定例会でご審議を願っていたところでございますが、保険税条例の改正に伴う提案説明の中で申し上げたような実情にかんがみまして、国庫への償還見込相当額及び全期高齢者の医療費の動向について、依然不安定な要素がある中、3,000万余りを除き、14年度剰余金の処分について補正をお願いしようとするものでございます。  それでは、補正予算3ページの歳入から説明をさせていただきます。  1款1項1目の一般被保険者国民健康保険税9,033万5,000円及び同項2目の退職被保険者等国民健康保険税1,264万2,000円につきましては、冒頭説明申し上げましたとおり、一人当たりの保険税額を7万円に据え置くため、それぞれ減額補正をしようとするものでございます。  9款1項1目のその他繰越金2億3,797万7,000円につきましては、14年度繰越金について補正をお願いするものでございます。  次に、4ページの歳出でございますが、7款1項1目の財政調整基金積立金1億3,500万につきましては、14年度繰越金2億6,864万5,653円の2分の1相当額を篠山市国民健康保険特別会計財政調整基金条例第2条に基づき、積み立てを行うものでございます。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議をいただき、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(降矢太刀雄君)  提出者の説明が終わりました。  これから、一括して質疑を行います。  質疑はありませんか。  17番、森本長寿君。 ○17番(森本長寿君)  17番、森本長寿であります。  今の提案の説明を聞きながら、つくづく感じたわけでありますけれども、先に改正をされました介護保険の税率アップというのを見てまいりましたときに、これは確か10.5%だったと思うんですね、平均的に引き上げられた保険税は。ところが、今回そういう介護保険に関連する国民健康保険の被保険者に対する国民保険税の引上げを見ましたらね、大体20数%みな上がっているわけですね。低いところでも20%、高いところは27~8%引上げになるような数字で出ております。こういったような関係、これは多分に部長ご説明、国の準則に基づいて条例を制定をし、それに基づいて予算の補正がなされたと、こういうふうなことになると思うんですけれども、非常に私は今の時期にですね、そういった形で大きな負担をいくら次々に国民にかけていく、市民にかけていくということについて、非常にどう言いますか、抵抗を感じるわけでありましてですね、その辺のところの議論というのは、内部ではないのかどうか、国からきたからこれはそれで準則に合わせて条例を改正しようと、そうしたらこれだけの税金を保険税をかけないかんのやといったような格好に、事務的な処理だけで済まされていっていいのだろうかという、そういう疑念を持ちますので、その辺のところをひとつご説明をと言いますか、ご所見を伺いたいと思うわけであります。 ○議長(降矢太刀雄君)  平野保健福祉部長。 ○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えをいたします。  介護保険にかかります第1号被保険者は、3月定例会が10.9%の伸びということでご可決いただきました。今回、国保の関係の介護保険の分につきましては、御存じのとおり第2号被保険者でございまして、全体を例えば10兆円としますと、半分は公費でもちます。今回、4月から改正になりました国保の第2号被保険者は、高齢者が増えたために33%でいっておりましたのが32%になりました。18%の高齢者第1号被保険者は、高齢者が増えたために、そういう率に改正になりましたが、この第2号被保険者、つまり32%につきましては、各市町村ごとの人数とか、あるいは高齢化率とかいう形で、実は厚生労働省の方から指定してまいります。それを2号被保険者の世帯に按分をさせていただくということでございます。  それともう1点、医療費の動向等々についてでございますが、国民健康保険につきましては、全国市町村それぞれ所得が少なくなる、あるいは先ほど提案理由で申し上げましたリストラにあわれたり、社会保険離脱の関係で、篠山市の全国に漏れず国保の加入者が増えてきておりますが、どこの市町村につきましても、大変な財政圧迫を感じておりまして、今、国の方では、御存じのとおり平成17年に国会に改正法案が出るようでございますけども、75歳以上の独立保険制度、あるいは国民健康保険については、都道府県単位の公社をつくるというふうな大変な今、変動の時期にきております。ただ、全国市長会では、あくまでも保険制度一本化というのを強力に推進しているところでございまして、今我々担当といたしましても、医療費の動向はどういうふうに転ぶか、なかなか把握がしにくいというような状況でございまして、内部協議と言いますか、どのような結論という、結論は実は出ておりません。国の指示、あるいは世代の動向に合わせざるを得ないというのが現状でございます。  以上でございます。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかにございませんか。  25番、赤松賢宥君。 ○25番(赤松賢宥君)  25番、赤松でございます。  これかなり多くの改正が、今説明をされたわけでございますが、そんな中でですね、全体的に見て、いわゆる均等割、平等割、そういったものはですね、相対に増加しておるという感じがございますね。特に、この第7条、これは被保険者均等割でございますけれども、4,560円が今度は6,000円にしていこうということでございますし、また7条の3において、2,640円を3,360円、これも世帯別の平等割額アップしていこうということであります。  それともう一つはですね、逆に試算割額、第4条でございますが、これは100分の22から100分の18.4と、これは下げていくということであります。全体的にトータルして考えていきますと、いわゆる応益関係増やして、そして応能を減らしていくというような感じがあるわけでございますが、このとおりに仮にやった場合にですね、応益応能の割合はどのようになるんかな。もしわかっておればお答えいただきたいというふうに第1点思いますのと。  もう一つはですね、やはり低所得者に対して、かなり均等割、平等割等が増えるわけでございますから、所得の低い人にですね、重税ということになりはしないか、そんなことで不安があるわけでございます。そういった点をどのようにお考えなのか、ひとつこの2点お伺いしたいというように思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  平野保健福祉部長。 ○保健福祉部長(平野芳行君)  お答え申し上げます。  まず、1点目の応益応能の割合でございますが、応益が48.0%に対しまして、応能が52.0%でございます。  2点目の低所得者層の関係でございますが、これはご承知のとおり、平成7年に制度改正がされまして、45から55の範囲内であれば、7割、5割、2割軽減という形の制度ができまして、合併前は旧丹南町で平成8年に最初に導入されたことでございますが、私どもも合併以後も同じような低所得者層対策として、45から55の間で抑え、基盤安定制度に乗った形で低所得者層に対して軽減を図っている。今日ご審議を今いただいております7%、5%、2%の金額の改正をお願いしているものにつきましては、その最もたるものでございまして、あくまでも所得に沿った形で減額をさせていただいているということでございます。  以上であります。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかにございませんか。  14番、岡前昌喜君。 ○14番(岡前昌喜君)  14番、岡前です。  先ほど赤松議員から質問があった、応能応益割の率ですけど、これを改正前、今はどうであったんかということもわかれば教えていただきたいなというように思うんです。  それから、もう1点ちょっと議案とはそれるような状況もあったらお許し願いたいんですけども、国民健康保険法で第44条でね、市長の判断によって医療費の一部負担金の減免や徴収猶予ができるという項があると思うんです。これが今、全国的に非常に問題になっていて、全く手をつけないところと、それから、積極的につけると、特に秋田県なんかは、県自身がね、積極的に提起をして各市町で適用を大いにするようにという通達まで出してやっているんですね。その点で、最近のリストラ、失業者の多い中で、そういう特別な事情が生まれているだけにですね、この点が篠山市ではどのように扱われているんか、申請があったんかどうかいうことも関係しますけども、なっているのかということを聞きたいんです。医療費の減免措置としてこれ適用がされていると思うんです。そのことについて。 ○議長(降矢太刀雄君)  平野保健福祉部長。 ○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えいたします。  まず、1点目の変更改正前の応益応能の割合でございますが、同じくその割合で按分しましたので、48と52というふうにご理解をいただきたいと思います。  それと2点目の医療費の徴収猶予等々、市長の裁量権で施行できるのではないかというご質問でございますが、今、医療費もたくさん変動、先ほどの答弁で申し上げました変動しておりますが、高額医療費制度も導入しておりますし、高額の医療費貸付制度も導入しております。今、現在の時点では、篠山市では市長の裁量権では、その業務はいたしておりません。今後、医療費の動向について、大きく変動があれば、また考慮したいとこのように考えてございます。 以上です。
    ○議長(降矢太刀雄君)  ほかに質疑ありませんか。  2番、植野良治君。 ○2番(植野良治君)  2番、植野です。  補正予算の関係でお尋ねしたいと思うんです。  今回、いわゆる前年度の繰越金の定めによって財政調整基金の方へ1億3,500万円積み立てるとこういう提案なんでございますが、現在、これを加えて国保財調基金、どの程度の残額になっておるんかお尋ねしたいと思うんです。 ○議長(降矢太刀雄君)  平野保健福祉部長。 ○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えをいたします。  いずれ9月で決算審査をお世話になるわけでございますが、今、予算上でございますけども、平成14年度末で6億4,210万7,000円、当初予算で取り崩しをお世話になっておりまして、それが2億3,171万8,000円、それから、当初の積立金、これは過日と言いますか、利子相当分ですが120万円組んでおります。今回、今、ご審議をいただいております積もうとしております1億3,500万を加えますと、差引き5億4,658万9,000円になります。  以上でございます。 ○議長(降矢太刀雄君)  これで質疑を終わります。  これから、議案第94号、篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について、討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  討論なしと認めます。  これから、議案第94号、篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてを、採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  (賛成者起立) ○議長(降矢太刀雄君)  起立全員であります。  したがって、議案第94号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第97号、平成15年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  討論なしと認めます。  これから、議案第97号、平成15年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について採決をいたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  (賛成者起立) ○議長(降矢太刀雄君)  起立全員であります。  したがって、議案第97号は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩いたします。  再開は11時10分といたします。               午前10時52分  休憩               午前11時10分  再開 ○議長(降矢太刀雄君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 ◎日程第8  議案第95号 西紀運動公園(仮称)建設工事請負変更契約について ○議長(降矢太刀雄君)  日程第8.議案第95号、西紀運動公園(仮称)建設工事請負変更契約についてを議題といたします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  谷掛西紀支所長。 ○西紀支所長(谷掛 桂君)(登壇)  ただいまご上程いただきました議案第95号、西紀運動公園(仮称)建設工事請負変更契約について、提案理由の説明を申し上げます。  当運動公園につきましては、平成14年8月9日に当初契約におきます契約議決をいただきまして、現在、工事の方も60%の進捗となっております。降雨の日が多く、工程管理から見て3%の遅れとなっておりますけども、工程管理の指導に努めているところでございます。今回、議決をお願いいたしております変更につきましては、工事請負額を1,283万5,200円追加しようとするもので、その内容につきましては、補正予算をご審議いただきましたおりにもご説明申し上げましたが、25m競泳用プールにおきまして、タイム競技時のスリップによるトラブル、また一般利用者の事故防止を図るため、ターン側面2面、66.6㎡のタイル張りの追加をお願いするものでございます。  また、プール使用水の水質浄化システムにおいて、当初計画のろ過器、塩素殺菌装置に今回変更をお願いいたしております紫外線によります殺菌装置を追加し、より安全な水質浄化を図ろうとするものでございます。当初計画の処理システムにより、遊泳用プールにおける最小限の衛生基準はクリアいたしておりますが、プール使用人数が集中する場合、また各種病原菌に対する対応としては、塩素投入量を増やす手法となりますが、塩素量の過剰は臭い、また目、皮膚の痛みを生じる原因ともなることから、今回、変更をお願いいたしております紫外線殺菌装置を追加することにより、塩素使用量を抑え、刺激臭、また体への影響を少なくしようとするものでございます。  なお、変更の工事箇所につきましては、参考資料を配付させていただいておりますけれども、まずタイル張りにつきましては、図面右下番号3の1、3の2に赤で着色をいたしておりますターン面となります側面のタイル張り、また紫外線殺菌装置につきましては、図面番号3の3で赤色表示をいたしておりますが、当初計画のろ過器、塩素投入装置の中間部分に紫外線装置を設置することといたしております。  また、全員協議会の説明のおりにご指摘をいただいておりました変更における事業費比率等でございますが、資料をつけさせていただいておりますけれども、全体契約に対しまして、今回の変更は1.4%の増額となります。  また、工費ごとにつきましては、タイル張りの工事の追加で24.55%の増、紫外線殺菌装置の追加は32.53%の増額となります。  今回の工事量の追加によりまして、現工事請負契約額9億1,875万円に1,283万5,200円、うち消費税61万1,200円を追加し、変更後の工事請負契約額を9億3,158万5,200円、うち消費税4,436万1,200円としたく、議会の議決をお願いするものでございます。  計画当初における利用者への安全対策の配慮不足によりまして、変更による対応となりますことをお断り申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。  以上、ご理解いだたきましてご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(降矢太刀雄君)  提出者の説明が終わりました。  これから、質疑を行います。  質疑はありませんか。  18番、河南克典君。 ○18番(河南克典君)  18番、河南です。  まず、2点ほどお伺いしたいと思うんですけど、まず1点目は、そういう形で塩素量を抑えるということで、紫外線の浄化装置をつけられるということですが、それつけることによって、塩素による脱色、今も言われましたように、そうしたことはこれ紫外線をつけることによって、全く考えられないかということをまず1点お聞きしたいと思うんです。  もう1点は、この図面、初めて見せていただくんですけども、障害者支援センターに障害者用のリハビリというんですか、こういうプールをつくるということで設計されていたものが、西紀のプールを併設するというようなことで、障害者支援センターの方は廃止になったわけですけども、今こうして図面見せていただくと、スロープの進入路がつくられておるわけですが、これが巾1,508㍉ですか、いうことは1m50ほどですね。だから、例えば障害者の方がここスロープで車椅子で入る場合は別として、例えば足の悪い方が入ろうとしたときに、1m50もあったら、横向きにかに歩きにあるかなんわけですよね。大体、通常障害者のプールというのは、手すりが両方についとるわけですね。約80センチぐらいの巾の手すりがついておるわけですね。だから、障害者のプールを併設したというんであれば、今言われておったような確かにタイムをアップするというようなことも大事かと思うんですけど、やはりそこまでの配慮というのが必要ではないかというふうに思うわけです。また、このプールですけども、底面なんかリハビリのプール見てみると、やはり底に波が打たしているなり、そういうふうな細工がしてあるわけですよ。ということは浮力によって高いとこと低いとこをつくることによって、体重の変化によってリハビリというんか、運動になるというふうな仮に言うたら一コースでもそういうとこが歩行プールのどっかにそういう配慮がされておってもええんじゃないかと思うんですけど、その辺のとこについてどのような配慮がされておるんか2点、先ほどの件とお聞きしたいと思うんです。 ○議長(降矢太刀雄君)  谷掛西紀支所長。 ○西紀支所長(谷掛 桂君)  お答えをいたします。  まず、1点目の紫外線装置を設定することによって脱色等の障害が起こらないかということでございますけれども、補正予算のご審議のときにもお答えをさせていただきましたけども、プールの衛生基準上どうしても残留塩素の最低の濃度のクリアをしなければならんという基準がございますんで、それは最低クリアをしなければならないということで、これはどこのプールも同じような条件でありますんで、その部分につきましては、西紀の運動公園だけが塩素の量を多くするというようなことはございませんで、ただ紫外線の滅菌装置を入れることによりまして、二重の安全の方法になりますんで、最低の0.4の基準を塩素量をクリアさえしておけば、大半のことは紫外線でもカバーできますんで、これ以上の濃度を上げるということはまず考えられないというふうに思います。紫外線につきましても、細菌等の殺菌につきましては、即効性でございますんで、紫外線の装置の中を水が通れば即座に殺菌の菌を死なすという機能でございますし、塩素につきましては、若干塩素の効力を発生するまでに数分かかるようでございますんで、二重の安全装置ということで、塩素の量を最低限のその量を確保しておれば、大半のことには対応できるだろうというふうに思いますんで、脱色等につきましては、塩素の量を増やすことによって起こります弊害というのはかなりと言いますか、ほぼ解消されるんだろうというふうに考えております。  この2点目の障害者用の配慮でございますけども、プールそのものの深さは一番深いところで遊泳プールで1m30、それから、側壁面におきますと1m20の水深を持っておりますけども、そのほかに歩行者用のプールをつくっておりますので、約歩行者用で20m近くの歩行距離が稼げるというふうに思いますんで、そこも利用していただけるんではないかというように思いますし、ただ車椅子等によりますと、途中まで入っていただくか、介護はどうしても必要な方になりますんで、車椅子がこのスロープを介護なしで降りることは大変危険な状態になりますんで、どうしても介護は必要な方につきましては、そういった介護をされる方を同伴していただいて、ご利用いただくような方法が最適であろうというふうに考えますんで、ご理解をいただきたいというように思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  18番、河南克典君。 ○18番(河南克典君)  1点目のこの塩素の問題ですけども、私、確認したところによると、柏原のプールでもそういう塩素で常にその問題が起こっていたと、脱色するというような問題が起こっていたんで、オゾンの浄化槽に切り換えたというようなことを聞いておるわけですね。だから、これ柏原の場合は民間ですから、もうやるならやれというような裁判でも何でもやったるわというような強い姿勢に出るんですけど、これ行政がやった場合やったら、一般の市民の方が利用して、そういう問題が起こって、文句言われたときに、どのように対処するかというのは非常に問題やということを聞いたわけですけど、その辺のとこもし問題が起こったらどういうふうにされるんかと。実際起こらなければそれでいいんですけども、やはりそこまで考えて、塩素については対応していただきたい。それはまあ今さら変えれないことかも知れませんけども、それ1点そういうふうに考えただけ申しておきます。  そして、障害者の件ですけども、なるほどこのスロープがあれば車椅子はそこまで入れると。ところが車椅子に乗るか乗らんか、松葉杖ついている人もあるんですよね。というのは、私もアキレス切ったりしてこうしたプールによう通ったことあるんですよ。だから、そのときに手すりがほしいわけですよね。だから、これは手すりをつけるべきでないかと。  それともう1点、車椅子が来られる方は、介護する方がついてきていただきますよね、ちょっとなんかその辺、それはなんぼかそれできても、やはりちょっとそれはおかしいんじゃないかなというふうな感じがするんですけど、その辺の車椅子くる人は介護者がついてこいというような考え方はちょっとおかしいんではないかと思うんですけど、その辺はどうですか。 ○議長(降矢太刀雄君)  谷掛西紀支所長。 ○西紀支所長(谷掛 桂君)  まず、1点目の塩素の件でございますけども、塩素のほかに提案させていただいております紫外線、またオゾンの殺菌装置もございますし、それは比較検討いたしておりますけども、オゾンにつきましては、使用の場合の後の維持管理的に、コストもさることながら危険性が伴うということで、現在、提案させていただいております紫外線装置を提案させていただいておりますけども、塩素だけでいろんな病原菌なり、そういった衛生基準法上定められておる塩素濃度をクリアしようとしますと、どうしても塩素濃度を上げざるを得ないというようなことから、先ほども提案理由の中でご説明申し上げましたけども、塩素量は極力衛生基準で決められた濃度まで下げたいということから、今回、紫外線による殺菌装置の二重のひとつ安全性を図りたいということで、ご提案をさせていただいたところでございます。  また、障害者の関係のご利用の向きの配慮でございますけども、今回、レジメにも付けさせていただいておりますスロープにつきましても、両サイド手すりをつけております。それと、歩行用のプール、先ほど言いました20m近くの水深があそうございますけども、このものにつきましても両サイド手すりつきの歩行用のプールを、遊泳用プール以外のところに設けておりますんで、そういったところもご利用もいただけるんじゃないかというふうに考えております。  以上です。 ○議長(降矢太刀雄君)  18番、河南克典君。 ○18番(河南克典君)  オゾンのことはそういうことで、浄化槽のことはそういう形で取り組んでいただいたらいいかと思うんですけども、このスロープですね、今言われたように両サイドに手すりつけてますということなんですけど、1m50の手すり、吊り輪じゃないんですから、1m50の手すり使って、スロープをおりよったらちょっと非常にこれ、障害者の方は辛いもんがあるんやないかと思うんですけども、やはり自分の体の巾ぐらいなところに両手に手すりいうんですか、持ってそれをつかまって入るというのはこれは常識やないかと思うんですけども、その辺のとこ再度お答えお願いします。 ○議長(降矢太刀雄君)  谷掛西紀支所長。 ○西紀支所長(谷掛 桂君)  スロープの手すり等につきましては、スロープはどうしてもプールの中へ勾配はついておりますけれども、それに勾配に沿った形で手すりも勾配つけて水の中へ潜っておりますんで、水深が深くなると手すりが高くなるというような状態ではありませんので、同じ高さで水中まで手すりがもぐっていっておるという形でございますんで、両サイドの手すりの巾が1m30とっております。図面の3の2の一番上の右上の絵がちょうどスロープの一部分の絵ですけども、中間部分の断面的な図でございますけども、1m30の巾を持ったところに手すりが両サイドについておりまして、そのスロープに沿った勾配で手すりも水の中へ潜っていっておるというようにご理解をいただいたらありがたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかに質疑はございませんか。  6番、藤本忠男君。 ○6番(藤本忠男君)  6番、藤本です。  1点確認させていただきたいんですけれども、前回の補正予算のときにも質問したかと思いますけれども、今回、ろ過とかそういう関係の追加ということなんですけれども、一応塩素の補助事業としてこの紫外線の殺菌ということなんですけれども、それはそれとして、この浴槽基準の中に、このろ過装置の容量をちょっと確認させていただきたいんですけれども、その中では、循環型の浴槽という基準がありまして、その中に2時間で浴槽ポンプが一巡できるような装置を持っておかなければならないという基準があるんです。これは浴槽だけでなしに、遊泳用のプールにも適用するということになっております。これが果たしてこのところにそれが適用されるんか、また適用された場合に、これで果たして十分機能を発揮できるんかと、この点一つお尋ねしたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  谷掛西紀支所長。 ○西紀支所長(谷掛 桂君)  ただいまのご質問でございますけども、今回、設置をさせていただきます紫外線の装置につきましては、1時間に162立米の処理能力を有する施設でございまして、プールにつきましての循環の先ほどご質問がございましたように、ちょっと詳細の分調べていますんで、しばらく時間いただきたいと思います。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかに。  17番、森本長寿君。 ○17番(森本長寿君)  17番、森本長寿であります。  先ほどから河南議員の方からですね、障害者に関連する問題でご質問がたくさん出ております。私はですね、もともとこの障害者の対策としてですね、リハビリ対策として考えるプールと、それから、健常者を中心にして考えるプールというのは、これは分けるべきであるというそういう見解を持って臨んでおりました。しかし、それでもやはり一緒にやっていこうというふうなことが言われた、これには相当ですから、無理がそこに働いてきていると思うんですけれども、どうしても一緒にやろうというふうなその考え方の中にはですね、これ私の推測ですけど、やっぱり経済的な問題というのがやっぱり出てくるんではないかというふうに思うんですね。そこで、今回、ほとんどこのプールについての事業費というのがばっちり出てきたようでありますんでですね、障害者の対応の分をですね、当初は支援センターにつくる予定がありました。リハビリとして。そういう格好でつくった場合と、今回のこのプールに一緒に併設をした場合、どれぐらい経済的なメリットがあったのかということをひとつ最後に聞かせておいていただきたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(降矢太刀雄君)  谷掛西紀支所長。 ○西紀支所長(谷掛 桂君)  ただいまのご質問でございますけども、障害者の方、または一般の方との両方利用できるような形でいくのかは、先ほど申し上げましたように、スロープの手すりでありますとか、歩行用のプールでありますとか、歩行用プールにつきましては水深があそうございます。先ほど言いましたようにあそうございますんで、そこにも手すりもついておりますし、そういった対策につきましては、設計の中で組み入れてきておりますけども、ある程度、今後の経営の中に出てくるかと、質疑が恐らく出てくるかと思いますけども、時間帯を区切る方法でありますとか、曜日を区切る方法でありますとか、そういった中でも最終の利用の型態含めた中でもそういった配慮が必要だろうというふうに考えておりますんで、今のところ施設的には、今言いましたような手すりをつけさせていただくような手法でありますとか、歩行者用のプールのコースでありますとか、その枠をとっておるということでございます。また、今後、議員さんの皆様にもご審議を縷々お願いしたいと思っておりますけども、あとの運営の中で、そういった方の時間的になりますか、曜日的になりますか、そういったとこの配慮も十分していく必要があろうというふうには考えております。 ○議長(降矢太刀雄君)  17番、森本長寿君。 ○17番(森本長寿君)  私はそんなこと聞いていない。はっきりと申し上げて、当初のとおりにですね、支援センターにつくった場合と、それから、今回のように、それを健常者のプールに併設した場合にどれぐらいな経済的な変化があったのかと、結局はこちらの方が安くつくというふうな考え方だと思うんですけれども、それでですね、幾らぐらい安くなったんかということを僕は聞いているわけですよ。的確にそれだけを答えてもうたらいい。 ○議長(降矢太刀雄君)  ちょっと後でということですので待ってください。  ほかに質疑ございませんか。  2番、植野良治君。 ○2番(植野良治君)  2番、植野です。  2点お尋ねしたいと思います。  まず、1点目は先ほどの河南議員、森本議員との関連もあるんですが、後ほどということなんですが、後ほど答えいただくついで言うときますんで用意いただきたいと思うんです。  障害者支援センター建設時、設計にあるやつを、私の記憶では、リハビリ用プール900万円程度設計変更して、障害者支援センターに設置しないということで、話があった、説明があった記憶を、確か平野部長からの説明やったと思うんですが、それは西紀のプールの方で利用できるような形をとりたいというこういういわゆる福祉施策の中での考え方、今、西紀支所長のいろんな答弁の中で聞いておりますと、どうもそこなる連携が片やいかなる理由があるにしろ、設計にも上がって予算までついとったやつを、設計変更でカットしてきてやろうという福祉の部門と、特例債を使ったこの西紀の温水プール、こことの連携プレーがうまくいってないような感じもするわけです。900万円は少なくても財政的に浮いてきとるわけですんで、その部分を西紀のプールになんぼつぎ込んだら、500万円であがったか、あるいは900万以上の経費が障害者対応のためにいったんかいうとこらが具体的な比較になってくるんやないかと思いますんで、お願いしたいなと。いわゆるせっかく全国に誇る支援センターつくる段階で、リハビリ用のプールまで想定されて、設定までされて予算までつけたやつをやめとこという話には西紀にプールがあるんならそこで使うというこういう説明を平野部長から本会議の席上あったやに記憶しております。この点ひとつ答弁の中できちっと精査をいただきたいと思います。 もう1点は、補正予算の3,000万余りの増額が先日ありまして、西紀の温水プールにつきましては、予算当初からいろいろ運営面のことも想定して、特例債の大型事業もう少し縮小できないかという議会の指摘の中で、いわゆる大方2億に近い形の財政のカットがなされている経過、私も委員会に所属しておりまして承知しておるところです。しかし、今回、職員さんの努力によって、いわゆる3,000万円余りの財源が補助金で得られると、こういう形の中でより充実した分にしていこうということで、今回の提案になっとるわけですが、これはこれでそれなりの財源が確保できて結構やないかと、中身のええ具合ざっとされたものになることは市民にとって結構なことであると思うんですが、ご承知のとおり、既に篠山口駅前に民間の温水プールがオープンしております。若干聞いてみますと、なかなか客の確保大変なようでございます。限られた人口の地域でなんぼ交通の利便性がよいとはいえ、大変な努力で市内を送迎バスが走り回っておると、バス見たらあまりお客乗っとるようにもないし、個人で通われている方は別なんですが、いよいよ工事にかかって、まもなく完成をしていく段階で、果たして一番話題に上がっとったあとの運営面、いわゆるランニングコストを考えるときに、多くの利用者に利用していただいて、利用料金を収益で上げていくというのが大きなこの事業の話題に上がったポイントやないかと思うんです。そこらについては、具体的にどのような形で運営をしていこうというような取り組み、現在、どの程度まで進捗しておるのか。どのような取り組みが現時点でされておるんかお尋ねしたいと思うんです。 ○議長(降矢太刀雄君)  10番、田中悦造君。 ○10番(田中悦造君)  10番、田中です。  先ほどからですね、いろいろと議員から意見が出とるんですが、この西紀の運動公園プールのいわゆるろ過装置とか、タイルの張り替え等については、可搬の補正予算を議決したときに、いろんな問題も出た。その中でいろいろと問題あるながら議決をしたという経緯があるし、その中でですね、その中身についての議論は私は出尽くしたと。また、このプールを運営今後どうするのかどうかというようなことは、これまた別の問題で、今回、今この議案であがっておることは、それに伴う工事請負契約を変更を認めるのかどうかということですから、その関連質問というのは、僕はおかしい、主旨としてね。だから、議事進行をもう少しきっちりと整理してもらいたいなというように思うんですが、いかがですか。 ○議長(降矢太刀雄君)  ただいまの発言は議事進行発言と変えていただきたいと思います。  十分承知しました。  谷掛西紀支所長。 ○西紀支所長(谷掛 桂君)  まず、初めに藤本議員さんからご質問をいただきました循環能力でございますけども、現在のシステムで1日6回の回転の能力を有しております。
     それと、先ほどの植野議員さんのご質問の2点目になりますけども、あとの運営の集客等を含みます管理面につきましては、今、素案等をほぼ策定して上がってきておりますし、特に料金的な分野に及ぶことが会員の募集等につきましても、いち早くそういったことが会員さんからは問い合わせのあることでございます。それにつきましては、今の契約でいきますと、9月に条例の制定をお願いをしたいということの計画で進んでおりまして、それまでの間にまた議員さん等のご意見なり、ご指導を仰ぐ時間を何とか設けていただけたら、申入れもさせていただきたいというふうに思っておりますんで、その点でひとつ協議をあずかったら大変ありがたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(降矢太刀雄君)  議長から申し上げます。  議事進行に対する発言がございました。したがいまして、質問者も的確な質問になるようご努力願いたいと思います。  答弁できますか。  具体的に平野部長の名前が出ておりましたんで、平野保健福祉部長。 ○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えをいたします。  障害者総合支援センターの計画と、それから、計画変更に伴います西紀運動公園での効果に対する差額、いわゆる効果状況はどうだというご質問だと思いますが、大変申しわけございません。その効果については、算出はできておりません。  以上でございます。 ○議長(降矢太刀雄君)  ただいまの答弁でありますが、直接、請負契約に直接関係しておりませんので、後刻的確に執行者から報告いただくということでご了承願いたいと思います。 質疑ございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから、討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  討論なしと認めます。  これから、議案第95号、西紀運動公園(仮称)建設工事請負変更契約について、採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  (賛成者起立) ○議長(降矢太刀雄君)  起立全員であります。  したがって、議案第95号、西紀運動公園(仮称)建設工事請負変更契約については、原案のとおり可決いたしました。 ◎日程第9  議案第96号 災害対応特殊消防ポンプ自動車購入契約について ○議長(降矢太刀雄君)  日程第9.議案第96号、災害対応特殊消防ポンプ自動車購入契約についてを議題といたします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  古谷消防長。 ○消防長(古谷 肇君)(登壇)  ただいまご上程賜りました議案第96号、災害対応特殊消防ポンプ自動車購入契約について、提案理由の説明を申し上げます。  災害対応特殊消防ポンプ自動車説明資料1枚目をあわせごらんください。  このたび消防防災設備、整備費国庫補助事業を受けまして、災害対応特殊消防ポンプ自動車CD1型1台を購入するために、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得、または処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。阪神淡路大震災後の教訓を踏まえ、国内で発生した地震等の大規模災害時における人命救助活動を行うため、全国の消防機関相互による迅速な援助体制として、緊急消防援助隊が組織され、平成13年度から災害対応特殊ポンプ自動車についても、補助対象事業として拡充されたところでございます。援助隊登録をしている当本部におきましては、本事業によりまして事業実施いたします。現在、当消防本部には水槽付消防ポンプ自動車、化学消防ポンプ自動車を保有し、新たに災害対応特殊ポンプ自動車を増強し、消防力を整理するものです。それにより、火災種別、発生場所等に適した消防戦術を行い、災害による被害の拡大防止及び縮小を図り、活動を効果的に実施し、また消防団の火災出動等、負担軽減を図ることを目的に購入しようとするものです。今回、購入しようとする災害対応特殊ポンプ自動車として、装備しなければならないものとして、四輪駆動方式、65㍉ホース30本、走行中に装着可能な空気呼吸器を隊員席後部に設置、車両サイドに空気ボンベ等機材を納めるシャッター付収納庫及び夜間活動に必要な照明装置も設置、放射線防護用資機材を装備しなければなりません。主な装備は別紙1をお目とおしください。  そこで、去る6月17日、指名競争参加資格申請業者の中から、別紙2のとおり、同機種の納入実績のある業者4社を選定のうえ、指名競争入札を実施したるところでございます。その結果、株式会社モリタ大阪支店が2,180万円で落札したものでございます。  以上により、契約金2,289万円、契約の相手方は大阪市生野区小路東5丁目5番20号、株式会社モリタ大阪支店、支店長前畠幸広と契約するものでございます。  なお、事業完了予定は、契約の日から210日以内としております。  以上、大変雑駁な説明ですが、よろしくご審議賜りご決定いただきますようお願いします。 ○議長(降矢太刀雄君)  提出者の説明が終わりました。  これから、質疑を行います。  質疑はありませんか。  5番、澤光吉君。 ○5番(澤 光吉君)  5番、澤でございます。  2点ほど簡単な質問をしたいと思います。  まず、事業完了予定日なんですけども、前回、ほかのときも言わせてもうたんですけども、これ契約の日から210日というのは、約9カ月やないかと思うんですけども、6月から換算しますと3月の半ばやということは、何か無理やり日にちがかかりすぎとるんやないかと。先ほども説明がありましたとおり、地震とか、災害とか、1日も人の命にかかわる機材であるということはお聞きしましたので、できるだけ早くすることが大事やないかと。と言うのは、思うのは、向こうが言われた、確かに特殊な車両やと思いますんで、契約をされないと仕事が進まないというのはわかるんですけども、向こうのおっしゃった日数に合わせすぎのような気がひとつするんで、その辺も含めて、もう少しこちらからも早くならないか。それから、できるだけ速やかに日々の業務に間に合わせていただきたいということをお尋ねしたいんと。  それから、入札結果なんですけども、いつもいだだく市からの私どもにいただく資料として、様式が違うんですね。ですから、これ執行者はわかります。消防長なんですけども、立会人さんの名前がないとか、それから、一体何回目で落ちたのか、これもわからない。1回目に幾ら入れられたのかもわからないということで、これはほかの行政監理部とも関係あるんかも知れませんけども、そちらから出される資料は、一律揃えていただけないかということのこの2点でございます。お願いします。 ○議長(降矢太刀雄君)  古谷消防長。 ○消防長(古谷 肇君)  澤議員のご質問にお答えをさせていただきます。  まず、1点目でございますけれども、納期限が非常に長すぎないかというようなことだと思います。ポンプ自動車のシャーシにつきましては、消防検定合格品の消防シャーシを使用いたします。そういうために、皆さんがご使用になっておる自家用車につきましても、注文をしまして長いときには2カ月かかるような状況がございます。そういう状況で、そういう特定なシャーシを使いますし、消防の場合、そう多くの需要がないということで、すべて注文発注ということになります。そのシャーシが来ましてから、そのポンプ工場において艤装を行うわけでございますけれども、非常にそれに長期間かかるということでございます。ご指摘のとおり、業者と今後話をする中で、できるだけ早く納期、早く納めていただくようにしていきたいと思います。  それから、2点目の開札結果のことでございますけれども、確かに今まで出させていただいておりましたほかの部が出しておりました開札審議資料と若干違うことをまずもってお断りをしておきたいと思います。開札結果につきましては、まず、立会人は執行者は私でございますけれども、立会人は管理課長、それから、もう一人は警防第1係長でございます。それから、今回の落札に至った経過でございますけれども、2回目で落札をいたしております。2回目の入札金額につきましては、資料の方に書かせていただいておりますけれども、1回目の入札につきましては、大槻ポンプが2,320万円です。それから、日本機械工業株式会社大阪営業所が2,400万円、それから、モリタが2,250万円、吉谷が2,390万円でございます。  以上であります。 ○議長(降矢太刀雄君)  飯田総務部長。 ○総務部長(飯田冨美夫君)  ご指摘の議案に添付します資料の様式でございますけれども、澤議員ご指摘のとおりに、先般、市当局におきましても、様式を統一をさせていただいております。ご指摘の主旨、十分検討をさせていただきまして、従来、お出しをさせていただいております資料によりまして、今後、提出させていただきたいというように思いますので、今回は口頭で説明させていただきましたけれども、お許しをいただきまして、次回からはこんなことのないように十分精査してまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかに質疑はございませんか。  23番、足立義則君。 ○23番(足立義則君)  23番、足立です。  特殊消防自動車ということで、大変市民の安全を守るということはいいんですけども、先日も神戸の伊川谷でしたか、消防署の方がかけがえのない命を4人ですか、おとされたような事故があったんですけども、どうしてもこういうふうな災害対応と言いますか、甚大な被害があればあるほどその現場までいけるという、特殊車両を購入するわけですから、危険と表裏一体と言いますか、非常に危険な目に消防士さんもあうと思うんですけども、その辺のところで、いざそういうことを想定されたときの消防署員の方の命を守ると言いますか、市民の命も大事ですけども、消防署員の命も大事やということで、そのところの訓練と言いますか、これからされると思うんですけども、どのようにお考えになっているのかだけ1点だけお伺いします。 ○議長(降矢太刀雄君)  古谷消防長。 ○消防長(古谷 肇君)  足立議員のご質問にお答えをします。  先日の神戸の伊川谷の事故につきましては、私どもの同僚が4名殉職するという非常に痛ましい事故になりました。私どもの警防マニュアルによりましても、人命救助が第一でございます。ただ、二次災害は決して起こしてはならないとこういうように思っております。しかし、私どもの警防マニュアルの見直しも考えたんですけれども、最終的には、現場で指揮者が判断することが一番正しいんだと、神戸の指揮者も絶対間違ってなかったと、私は確信をしております。今後とも二次災害は起こさないような状況で、私ども災害に対応したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(降矢太刀雄君)  これで質疑を終わりたいと思います。  これから、討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  討論なしと認めます。  議案第96号、災害対応特殊消防ポンプ自動車購入契約についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  (賛成者起立) ○議長(降矢太刀雄君)  起立全員であります。  したがって、議案第96号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第10  発議第3号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書について ○議長(降矢太刀雄君)  日程第10.発議第3号、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書についてを議題とします。  事務局長に意見書案を朗読させます。                  (事務局長朗読) ○議長(降矢太刀雄君)  朗読が終わりましたので、提出者から提案理由の説明を求めます。  1番、松本孜君。 ○1番(松本 孜君)(登壇)  ただいま上程されました発議第3号、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書については、第34回定例会初日において、当文教厚生常任委員会に付託されたものであります。そこで、当委員会としては、6月16日、午前9時30分より全員出席のもと、要望者であります兵庫県教職員組合多紀支部の代表である足立支部長、中井書記長の出席を求め、慎重に審査をいたしました。  それでは、審査の概要を報告いたします。  まず、要望者によります主旨の説明を求めました。これは、18年にわたって国の予算編成の過程において、義務教育費国庫負担制度の見直しがないように、また学校事務職員及び栄養職員の給与等国庫負担の適用除外にしないように、全国の自治体に対して国に意見書を提出するよう要望してきたものであります。本来、義務教育費国庫負担法が1953年に制定されて以来、義務教育の遂行に重要な役割を果たしている学校事務職員及び栄養職員は不可欠な存在であり、この人件費国庫負担の削減は許されないものであります。こういうことでございまして、毎年ほとんど同じような内容の要望があり、それに基づく意見書を提出しておるわけですが、今、大変国の財政状況が厳しい中で、こうしたいわゆるひとつの制度として成立しておる義務教育費の国庫負担制度というもの、一般財源化しようとしておるのが国の動きでございまして、そのことによる影響は大変全国的にも大きなことになっています。こういうことでございます。  そこで、審査の状況ですが、篠山市の現状はどうかと、こういうことに対して、毎年全く同じ文面で意見書を出しておるんですが、要望しておる根拠というのはどういうことかということについては、今申し上げましたようなことでございます。そういう中で、意見書案の文面については、毎年ほとんど変わらない内容の意見書を提出するというのもいかがなものか。これだけ教育問題が議論され、しかも非常に厳しい状況の中で、10数年全く変わらんということはあり得ないんであって、本年は本年度なりのやはり篠山市としての意見書を出すべきではないか、こういう意見が出されました。そこで、これに対して、現在、本市における学校事務職員の実情なんですが、小学校、中学校合わせて正規職員は25名、それに栄養士さんが5名あって30人なんですが、さらに臨時職2名を加えると合計32名、こういうことになります。これらの職員に支払われております給料は年間1億9,468万7,000円でございまして、これを現在は国が2分の1、県が2分の1負担しておるわけであります。  円滑な学校経営を維持するためにも、また地方財政を圧迫するようなことがないよう政府関係機関に対しこの主旨を理解して意見書を提出してほしいと、こういうことでございますので、その意見書の文面については、主旨に沿うような文面なら訂正していただいてもよいと、こういう了解のもとに今、先ほど事務局長が朗読したような内容になったわけでございます。  そこで、慎重に審査をした結果、当委員会としては、全員賛成にて事務局長朗読のとおり、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書、政府関係大臣に対し提出することに決定をいたしました。議員各位には、何とぞ主旨をご理解のうえ、賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(降矢太刀雄君)  提出者の説明が終わりました。  これから、質疑を行います。  質疑はありませんか。  10番、田中悦造君。 ○10番(田中悦造君)  10番、田中です。  この本件、発議第3号、それから、このあとで出てくる発議第4号、共通することですが、先ほど委員長も、いみじくもおっしゃいましたけど、これ何年というか、私意見書この何年続けて出したか記憶にないし、少なくとも私が篠山市議会に籍をおいてから毎年これまさに判で押したような形で意見書を出している。では、その意見書を出す行為自体、私は別に民主主義の世の中ですから、むしろ意見書自体は大切にこれ扱われなければならないという考えのもとにお聞きするわけですが、この意見書を受け取った、いわゆる行政官庁ですね、財務大臣やら、文部科学大臣、総務大臣それぞれに出しておるわけですが、この行政官庁というのは、このいわゆる意見書に対して、例えば回答せないかんとか、措置をせないかんというその法律上の義務はないんですが、むしろこういうものに対して誠意を持って、やっぱり対応するというか、措置をするという僕は行政責任というのあると思うんですね。だけど、これ出すばっかりで、一体これが何年も何年も毎年出しとるけど、これがこの行政官庁でどういうふうに取り扱われてどう処理されておるんかということが全然見えてこない。ここらについての委員会の何か意見というか、確認された事項というのはあるんですか。 ○議長(降矢太刀雄君)  松本孜君。 ○1番(松本 孜君)  まさに今言われた問題も議論をいたしました。しかし、要望者であります教職員組合の代表の方は、こうやって毎年同じようなものを出しておるんだけれども、もしそういうことをしなかったら、国はこのいわゆる義務教育費の国庫負担制度というものを変えてくる、何とか内容は若干変わるにしても、一般財源化する部分を増やしてくる、そういう恐れが常にあるので、これは毎年そういうことを全国の自治体がやっていただくことによって、この制度が守られておるんだと、こういう答えが返ってまいりましたということです。 ○議長(降矢太刀雄君)  10番、田中悦造君。 ○10番(田中悦造君)  委員長、私が申し上げておるのは、むしろそういうことではなくて、これ意見書を出すということは、議会の総意として出すわけですし、議会の総意ということは、まさに市民の総意として出すわけですから、当然この意見書自体がね、行政官庁でどういう取り扱いをされて、どう処理されておるんか。1回きりじゃない、私先ほど申し上げたように、何年も出しておるわけですから、それについてね、もう少しきちっとわかりやすく我々も確認しやんことには、こんな事務的なことを毎年、毎年繰り返しておって一体どないなっとるんということをこれ純粋にそう思いますよね。私が言っておるのは、むしろ議会としてこの意見書というのは一体行政官庁でどういう取り扱いになっとるんだということは、当然確認せないかんと思うんです。そういう意味で申し上げたわけです。 ○議長(降矢太刀雄君)  松本孜君。 ○1番(松本 孜君)  まさにそういうことだと思いますが、委員会としての限界は今申し上げましたようなことなんですが、これからと言いますか、この本会議におきまして、そういうような扱いをしていただきましたら、大変ありがたいそういうふうに思っているところでございます。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかにございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  これで質疑を終わります。  これから、討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  討論なしと認めます。  これから、発議第3号、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書についてを採決します。
     本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  (賛成者起立) ○議長(降矢太刀雄君)  起立全員であります。  したがって、発議第3号、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書については、原案のとおり可決されました。 ◎日程第11  発議第4号 教育予算の充実を求める意見書について ○議長(降矢太刀雄君)  日程第11.発議第4号、教育予算の充実を求める意見書についてを議題といたします。  事務局長に意見書案を朗読させます。                  (事務局長朗読) ○議長(降矢太刀雄君)  朗読が終わりました。  提出者から提案理由の説明を求めます。  松本孜君。 ○1番(松本 孜君)(登壇)  ただいま提案されました発議第4号、教育予算の充実を求める意見書については、発議第3号と同じく、当委員会に付託されたものであります。当委員会は6月16日午前9時半より全員出席のもと、要望者であります兵庫県教職員組合多紀支部の代表である足立支部長、及び中井書記長の出席を求め、慎重に審査をいたしました。  それでは、審査の概要を報告いたします。  まず、県教組の代表より要望の主旨説明を受けました。本件については、2001年から第7次教職員定数配置改善計画が実施され、加配方式が実施されるようになったが不十分である、早急に30人以下の学級実現と、小規模校等への職員の加配を求めて予算措置を要求するものであります。  審議の内容ですが、委員の中からは、篠山市は30人以下の学級が大半である。むしろ少人数で複式になる学級の加配が必要ではないか。また、いじめや不登校といった問題もある、そういう問題に対応する教職員も必要ではないか。さらに30人以下学級は最低必要な条件である。意見書の文面については、本市にふさしわい文面に訂正する必要がある、こういった意見が出されました。そういう中で、30人以下学級をはじめ、少人数教育が可能になる学級編成基準の見直しは必要である。本市における加配の実態は、新学習システムによるものが18名、人権教育に関するものが5名、生徒指導が3名、さらに市独自で複式学級解消のために4名、そして外国人児童に対して指導する指導員2名、こういったいわゆる加配制度をとっておるわけなんですが、その市として出しますお金のトータルが866万6,000円となっております。義務教育費国庫負担制度が確立され、法整備されている今日では、これらの報酬については、当然、国が負担すべきものと考えるのであります。毎年こうした要望に基づき、意見書を提出しているわけでありますが、本市の場合は特に都市型の人口が集中している学校と、山間地の人口が減少している複式学級が増えてくる学校とあります。そうした実情にかんがみ、30人以下学級の実現と、一方では複式学級への加配制度の確立、及びいじめや不登校の諸問題に対応できる教職員の配置は不可欠であります。特色ある学校づくりを進めるため、評議員制度もスタートしました。本市は、25校もの学校を持っているだけに、教育予算の占める割合は大きく、充実した教育環境の整備は必要であります。  当委員会として、慎重に審査をした結果、事務局長朗読のとおり、教育予算の充実を求める意見書の提出を全員賛成にて決定いたしました。議員の皆様には、本委員会の決定どおり、各関係大臣に対し意見書の提出について、賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(降矢太刀雄君)  提出者の説明が終わりました。  これから、質疑を行います。  質疑はありませんか。  10番、田中悦造君。 ○10番(田中悦造君)  10番、田中です。  先ほどの発議3号で申し上げたように、これも同じことですが、所管行政官庁のいわゆる意見書の取り扱いのフォローですね、これについてはぜひともひとつ委員会の方でもひとつ精査をしていただきたいということをまずはじめにお願いして、この件でちょっと質問したいんでてすが、むしろ発議第4号におきましては、先ほどとちょっと変わって、いわゆる意見書の常任委員会での取り扱いの方法ですね、これについてちょっとお伺いしたいと思うんですが。と申しますのも、ここにずらずらと書かれております現在の教育問題を踏まえて、それをどのように解決していけば、糸口が見えるのかということについて、これはこのとおりだと思いますし、これ自体についてはもちろん異論はないわけですが、ただ教育問題というのは委員長御存じのように、非常に根の深いもので、巾の広いもんでもあります。したがって、例えばゆとり教育というようなことで、ここも言葉が出ておるんですが、現在進行しとるゆとり教育についてもね、いろいろと評価が分かれている。いいという評価もあれば、また悪いという評価もある、またその少人数クラスにすれば、もちろんこれ悪くはないと思うんですが、片やじゃあ少人数クラスにしても、いわゆる教師の指導力が上がらなかったら、何もならんじゃないかということもある。こういうようなことを考えてくると、現在の教育問題というのはさまざまな要因があると思うんですね。だから、そういう意味においては、私はこれ確かに提起されている問題というのは大変重要なことだと思いますので、このいわゆる会期中にすぐにこれ委員会で、これをじゃあ意見書を出そうということも一つの方法かもわかりませんが、むしろこういうことを含めた教育問題を、いわゆる常任委員会の所管事務調査としていただいてね、やっぱり期間、時間をかけてじっくりといろんな後学的な意見も交えた中で、委員会としてのまとめをしていただいて、それを意見書として議会の総意として意見書として提出する。必ずしもこれあわてる必要ないと思うんですよね。事が大事なことだけにね、そういうような方法もあったんではないかというふうに思うわけですが、そこらのことについてどうですか。 ○議長(降矢太刀雄君)  松本孜君。 ○1番(松本 孜君)  おっしゃることは十分理解をしております。もちろん、この教育予算の充実はどこまでやったからもうこれで満足、いわゆる十分だという限界はちょっと難しいと思うんですが、確かに篠山市の場合、非常にたくさん学校がありますし、学校のスタイルもいろんな形態がありますから、一概に言えない部分もたくさんございます。そういう中で、我々委員会としても、いろんな角度から議論をしておりますし、またこの問題も今回、意見書を出す要望がありましたんで、あえてこの発議の中で申し上げておるんですが、いわゆる小規模校の問題、学校の先生の加配の問題、あるいはまたいじめ、不登校の問題等は絶えず議論が出てくるのは事実でございます。そういう中で、それぞれその状況に応じて、そのときにその時点で適切な対応を教育委員会にも要望したり、教育委員会の中でもできる範囲内の対応をしてもらっておるわけなんですが、基本的には、国は大変固い姿勢であることは事実でございまして、このいわゆる教育予算の関係につきましても、基本的に40人学級は守らなきゃいかんとか、あるいはまたいわゆる複式学級、現在2学年で14人を切りますと、複式学級ということになって、先生が1人引上げられます。これは、国の制度の中で決まっておることで、それに基づいて、篠山市は篠山市のいわゆる複式学級になっているところは、そういう施策になっておるんですが、それでは本当に義務教育として一番必要な時期にきちっとした義務教育ができない、そういうことから県も加配の制度をとって教員を送ってもらっておりますが、それではいわゆる複式学級の対応は十分できない。いわゆる複式学級対応は県もしませんから、市としてそういう子どもたちにも、やはり教育の機会均等の権利をちゃんと満たすように、これは市の単独でいわゆる複式学級加配の制度をとっておるわけでございまして、今年はそうしたものが4名あるわけでございます。そういうことで、確かにこの問題は、今意見書を出さんなんからあわててばたばたとやったと言われればそうかも知れませんが、そういう問題を常に篠山市は抱えながら市としてもそういったできる範囲の対応をしていただきながら、今、取り組んでおる、先ほど言いました、外国人に対するいわゆる言葉が通じないということから出てくるいろんな支障についても、2名の職員配置を今年から新規にこれ篠山市としておくってきたいうようなことで、国がなかなか固い姿勢の中で、やはり市内の各児童に対しては、そういうことがないようにということで配慮をしていただいておると、そういった実情を踏まえて、この意見書もつくらせていただいたわけでございまして、最初のいわゆる教職員組合が出しておった意見書というのは、第7次の教職員定数配置改善計画の完結と、30人以下学級の少人数教育が可能になる学級編成をしろと、こういうことだけで意見書を出せと言ってきておったんですが、それは本市にとって必ずしも適切ではないということで、先ほど事務局長が朗読したような内容になったわけでございます。問題は確かに一概にできるものではありませんが、そういった姿勢は変えずに今後も対応をしていくように、またいっていただくように、我々としても委員会としても努力をしていきたい、そう考えておるところでございます。よろしくご理解をいただき、ご賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(降矢太刀雄君)  ほかに質疑ありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  これで質疑を終わります。  これから、討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  討論なしと認めます。  これから、発議第4号、教育予算の充実を求める意見書についてを採決します。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  (賛成者起立) ○議長(降矢太刀雄君)  起立多数であります。  したがって、発議第4号は、可決されました。  続いて、お諮りします。  日程第10及び第11で可決されました2件の意見書の取り扱いについては、議長に一任いただきたい思いますが、これに異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  異議なしと認めます。  したがって、2件の意見書の取り扱いについては、議長に一任いただくことに決定しました。 しかし、発議3号、4号に対する政府対応の経過については、総務・文教厚生委員長と連携して、その対応を皆様に報告できるよう努力したいと思いますので、ご了解願いたいと思います。 ◎日程第12  常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件 ○議長(降矢太刀雄君)  日程第12.常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件を議題といたします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、それぞれの所管事務について、会議規則第75条の規定によって、お手元に配付しました一覧表のとおり、閉会中に調査したい旨、申し出がありました。  お諮りします。  各委員長の申し出のとおり、閉会中の調査とすることに異議はありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(降矢太刀雄君)  異議なしと認めます。  したがって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の調査とすることに決定いたしました。  そこで、本会議運営についてのお願いをいたします。  各議案に対する質疑の内容は、これに関連する内容で構成されたく強く要望いたすものでございますので協力お願いしたいと思います。  なお、議案第95号中で答弁の一部をいまだ執行者にいただいてない点につきましては、議長から早急にその機会を得るよう申入れておきたいと思いますので、これまたご了解願いたいと思います。  これで本日の日程は全部終了しました。  会議を閉じます。  第34回篠山市市議会定例会を閉会いたします。  閉会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。  今期定例会は、6月13日の招集以来、本日まで15日間にわたり、終始格別のご精励を賜り、条例制定条例改正、補正予算、請負契約等多数の案件について、いずれも適切妥当なる結論をもって議了いたしましたことは、市政のためにまことにご同慶にたえません。ここに議員の皆様方のご精励とご協力に対して敬意を表するとともに、心から厚く御礼申し上げます。  また、市長をはじめ、当局の皆様には、各議案の審議に際し、常に真摯な態度をもって審議に強力されましたご苦労に対し、深く敬意を表しますとともに、本会議において、議員の皆様から述べられました意見、並びに提言につきましては、今後の市政執行に十分反映され、市民の福祉増進のため、最大限の努力を傾注されますよう望むものであります。  市議会におきましても、「構造改革特区の調査研究」を統一した課題に据え、各常任委員会において、それぞれ調査研究いただくことになりました。篠山市が歩みべき道筋、行財政改革への提言として集約してまいりたいと考えているところでございます。  なお、市当局におかれましては、ちょうど1年前の事故を教訓に「6月を危機管理点検月間」と定められました。これから、梅雨末期の大雨、また台風災害の時期を迎えますので、災害の未然防止に生かしていただき、市民の安全、安心な暮らしを確立していただくよう期待するものであります。私たち議員も、日頃から危機管理に努めてまいりたいと思います。  これから、暑さも厳しくなってまいります。皆様には、このうえともにご自愛をいただき、市政発展のため、一層のご活躍を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。  ありがとうございました。  市長、ごあいさつをお願いします。 ○市長(瀬戸亀男君)  第34回市議会定例会が閉会されるにあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  今期定例会は、6月13日開会され、会期を6月27日までの15日間と定め、本日無事閉会の運びとなりました。ご提案申し上げました案件は、平成15年度一般会計補正予算並びに特別会計補正予算、条例制定条例改正など重要な案件ばかりでございましたが、いずれも真摯なご審議を賜り、それぞれ適切なるご決定を賜りました。特に、条例制定並びに条例改正につきましては、各常任委員会において、限られた期間の中で精力的にご審議を賜りましたことに重ねて厚くお礼を申し上げる次第であります。ご審議の間に賜りました貴重なるご意見、また1会派、そして9名の議員から賜りましたご提言につきましては、十分心して今後の行政執行に努めてまいりたいと考えております。特に解決を急がねばならない課題につきましては、早急に検討を進めてまいる所存であります。  さて、平成15年度は、篠山中学校の移転改築をはじめ、農業公園構想にかかりますこんだ温泉施設、また西紀運動公園の来春完成に向けた整備等に取り組んでいるところでこざいますが、住みよい篠山市のまちづくりを進める上から、本年度はハードからソフト事業へと軸足を移し、整備した公共施設の有効活用と、ソフト面に重点を置いた施策の展開を図ってまいることといたしております。何とぞ議員各位におかれましては、なお一層のご理解とご協力を切にお願いを申し上げる次第であります。  特に来年4月から導入をいたします中学校の選択制の導入につきましては、6月23日の岡野小学校をかわぎりに、7月上旬までの間、該当の小学校においてPTAや、児童、保護者の皆様方を対象に説明会を開催してまいります。新しく導入いたします中学校の選択制度が円滑に導入できますよう、万全の体制で取り組んでまいりますとともに、個性と魅力ある学校づくりにつながりますよう期待を寄せています。  また、今田の温泉施設並びに西紀運動公園の開館後における運営管理につきましても、円滑な施設運営が図られますよう十分検討を重ね、その方向性につきましても、いずれ議会にも報告を申し上げ、審議を賜りたいと存じます。  なお、ただいま議長からご指摘のございました危機管理については、万全を期して体制をしめていきたいと考えております。議員各位におかれましては、市政進展のためなお一層のご尽力を賜りますよう節にお願いを申し上げる次第であります。  終わりに臨み、いよいよ暑さ厳しくなってまいりますが、くれぐれも健康にご留意をいただき、ますます活発な議員活動にご精励をくださいますようご祈念申し上げまして、閉会に当たりましてのお礼のごあいさつといたします。  ありがとうございました。               午後 0時38分  閉会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       平成15年6月27日                       篠山市議会議長  降 矢 太刀雄                       篠山市議会議員  松 本   孜                       篠山市議会議員  植 野 良 治                       篠山市議会議員  山 本 博 一...